ホープウィル ニュースより【カンボジアにて、今後の日本を考察する】
香港在住１９年、香港で創業１２期目のホープウィル・
日々の経営活動の中での、『日本と海外との違い』、『気づき』、
『チャンス』また『リスク』
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≪カンボジアにて、今後の日本を考察する≫
２０１４年、政治・経済・社会、
でした。
政治的にはアメリカに対して中国の存在感が増大、
経済的には生産活動を支える原油価格の乱高下、円安転換、
社会的にはこれまで可視化されやすかった問題（
組織対国というような不明瞭な問題へとシフトしてゆきました。
激動する世界経済の中において、日本の世界における存在感、
もう少し突き詰めるとアジアにおける存在感が
確実に希薄化してきた一年であるということも特筆すべき点ではな
年明けにカンボジアに入りましたが、
そこで目にするのは中国語や韓国語です。
これはカンボジアに限ったことではなく、
です。
多くのカンボジア人と会い、語り合う中で、強く感じたことが「
す。
これだけ日本や日本人に親しみをもっていただける地域でも、
日本のプレゼンスは決して高くはない、
ポルポト・レジームから脱却をすべく、カンボジアは
政治的にも、経済的にも若い世代が立ち上がっています。
ポルポト時代に欠落した年長の人材層を必死で若年層が補っている
そこにはベンチャースピリットがあふれており、
す。
年始早々にカンボジアを訪れたため、
このような事例から２０１５年、
か、
これを考察してみたいと考えます。
「日本にとって」という切り口で、その「重要なこと」
げ、
それぞれに解釈をつけてみます。
（１）メイド・バイ・ジャパンの加速
日本の岩盤規制は多くのベンチャー企業、新技術、
その例は枚挙に暇はなく、ここで再確認せずとも
皆さんにもその例となる心当たりがあるのではないでしょうか。
人口減少と岩盤規制は産業創出の２大問題です。
しかし、人口増加・国家勃興の途上にある地域が
日本国外に多く存在することを改めて強く意識すべきです。
そこには「技術移転」「知識移転」、
つまり「メイド・バイ・ジャパン」でアプローチしてゆくことで、
同地域における活動が同地域の人々にも信認され、
尊敬に基づく協働を加速してゆくことができ、
安定的発展を目指してゆくことができるのではないかと考えます。
（２）インバウンド対策の加速
これはとりもなおさず世界中の人に日本のファンになっていただく
インバウンド対策は、
訪日外国人が「ショーケース」である日本に触れ、母国に戻り、
そしてショーケースでみかけたサービスや商品を母国でも使い続け
このスパイラルの中で重要なコンセプトは（１）の「メイド・
り、
これは最高をいかに最適化させ、
より多くの利用者・使用者を獲得して行くかという点において
大変に大きな意味をもつと考えます。
旅行に来て一度利用していただく、買っていただくだけではなく、
日本をショーケース化（展示場化）させてゆくことが
継続的な利用や購買につながると考えます。
（３）日本人の多言語化の加速
これはもう説明するまでもなく、
（１）、（２）
す。
（４）天動説ではなく地動説での解釈の加速
日本を外から客観的に見つめてみると、
阻害」、
つまり日本を中心とした考え方での世界の把握による阻害です。
これはきわめて天動説的であり、
村社会の掟を他の村への理解にも当てはめようとしてしまう行為で
そうではなく、地動説的、
世界における日本のポジションが理解でき、
そのことが日本の優位性発見につながるものと確信します。
客観性をもって特徴を見出し、
現する、
このような戦略に基づく行動が益々求められる行くのではないかと
非常に厳しい結論になってしまうかもしれませんが、
日本に残された時間は長くはなく、今上手に世界とかかわり、
ければ、
取り返しの付かない事態に落ちいってしまうのではないかという危
す。
ただ一方で、日本は自分たちが作り上げてきたものを堂々と掲げ、
もっと自信を持ってもよいとも考えます。
それぞれの地域のローカル・
今後大いに状況は変わってゆくものと考えます。
皆さんはいかが思われますか？
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