ミホヒラノさんの記事【信用とゴキゲンを取り戻す時間(ワイン編)】
おはようございます。
すっかり涼しくなりましたね。
貴方は、車がお好きですか?
フォルクスワーゲン社のディーゼル車事件には驚きました。
ドイツ車に限って。。なんて思ったのは私だけではないはず。
「ゴキゲン?ワーゲン?」の素敵なコピーも今は哀しい。
ワイン界でも世界を揺るがすスキャンダルが1985年に発覚しま
舞台はドイツでした。
正確にはドイツワインというよりも、お隣の「オーストリア」から
輸入した原料のワインに不正があったのです。
(ドイツワインにこっそりオーストリアワインを
混ぜていたのも実はかなり問題)
1Lのワインあたり数グラムの
ジエチレングリコールをいれていたのです。
このジエチレングリコールは、
冬場に自動車のラジエーターに不凍液としていれるものです。
人体に入れて有益なものでは決してありません。
その効果はワインにコクやとろみを与え、
赤ワインでは渋みを和らげてくれます。
そのため、高級なワインの多くが汚染されていました。
当時のオーストリア産から検出されたため、
途端に国際市場からオーストリアワインは閉め出され、
翌年の輸出量は9割以上減。(4500万L→440万L)
なにしろ逮捕されたオーストラリアのワイナリーは
数十にものぼります。ワイン産業はほぼ解体してしまいました。
翌年以降もブランドイメージを失い各国で敬遠されてしまいます。
オーストリアワインは表舞台から姿を消します。
ところがオーストリアは再生しました。
EUで最も有機=オーガニックのワインを産出する国として
生まれ変わったのです。
今では国をあげて健全なワインのPRに取り組んでいます。
2001年には1985年以前の輸出量を上回りました。
失った信用を完全に取り戻すのにかかった年月は、
実に15年です。
前回のメルマガ「移民問題とワインの深い関係?」の感想として
読者S様にお勧めされた本
[「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告 (文春新書)]を
早速読んだのですが、かなり面白かったのです。
次回のワインライフセミナーは
「新しいユーロ圏のワイン」ということもあり、
ドイツの影響化にあるといえる国々のワインは
どうなっているのか一緒に飲み比べましょう。
特に南欧に注目したいと思います。
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肌寒い日が続きますのでご自愛ください。
今日は山梨のワイナリーを巡ってきます。
貴方も楽しい週末をお過ごしください。
いつも読んでいただきありがとうございます。
感謝を込めて
ミホ ヒラノ
★後記
日本一ワインで有名人な川島なお美さんが逝去されました。
ご結婚されてから印象がそれ以前より柔和になりましたよね。
自分を守ってくれる人ができて、鎧がとれたようでした。
一度会ったら好きになってしまう魅力的な人でした。ほんとに。
最期までひたむきで強い綺麗な女性。
ご冥福をお祈りいたします。
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「男と女のワイン学」
(ニュースサイト「JBPress」)
http://jbpress.ismedia.jp/
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