梅川会計事務所マーケティングマネージャー相馬浩基さんの記事【従業員が動いてくれる方法】
相馬です。
ある程度売り上げが
上がってきたあとに、
経営者さんからよく聞く
課題が『人の問題』です。
採用やマネジメント、
コミュニケーションまで
細分化するとたくさん
あるのですが、
要するに、自分の思った通りに
人が動かないのです。
例えば、部下に仕事の
やり方を教えるとしましょう。
自分が今まで積み重ねてきて、
ある程度結果を残してきた方法を
部下に伝えたとします。
ところが、多くのケースでは
なかなか成果が出ません。
もちろん、中には飲み込みも早く
すぐに行動できる一部の
優秀な部下も存在しますが、
そんな人材はごくまれでしょう。
10人に1人るかどうか。
いや、もっと少ないかも。
その他大勢は、どんなに
良いノウハウやテクニックを
伝えても、なかなか結果が出ません。
実は、これは本人に
能力がないわけでは
ありません。
やる気やモチベーションなのか?
と言われたら必ずしもそうとは
限りません。
では、同じことを伝えても
結果を出す人と出さない人が
生まれるのはなぜか?
その原因は、
『感覚のズレ』にあります。
あいさつをするのが当たり前の
人もいれば、そうじゃない人も
いるように、
人それぞれ生まれ育った環境が
違うので、ものの見方、考え方が
100人いれば100通りあるのです。
笑顔であいさつをするように
言ってもできない人もいますし、
本人は笑顔ができてるつもりに
なっている場合もあります。
それこそ感覚のズレ。
これを相手のせいにして
責めてみたところで、
一向に問題は解決しないわけです。
ですから、まずはあなたと
相手との感覚のズレを認識し、
それを修正する必要があります。
難しく聞こえるかもしれませんが、
先に相手の事を理解してあげる
必要があるということです。
相手の感覚や価値観を理解し、
その相手なりにテクニックやノウハウを
カスタマイズしてあげるのです。
伝え方としては、
「○○をやってください。」
ではなく、、
「あなただったら○○の
やり方が合ってるよね!」
になります。
自分のやり方や考え方を
押し付けるよりも、
相手の感覚や価値観に
合わせてあげたほうが、
断然動けるようになるのです。
また、自分がエゴを捨てて
相手に向き合おうとしたとき、
それは必ず相手に伝わるものです。
人が動かないな、と思ったら
ノウハウやテクニックよりも
相手に目を向けてみてください。
必ずや相手が動く、いや、
喜んで動きなくなる”ツボ”が
あります。
それは、相手を注意深く
観察することで、
誰でも手に入れることが
できるのです。
相馬浩基
PS
僕のクライアントさんの中には、
売り上げが3倍になったり、
従業員さんとの関係性がよくなったり
はたまた夫婦関係がよくなったりと、
この考え方を知ることでたくさんの
変化や成果が出ています。
セールスやコミュニケーションにも
通ずるものがありますので、
是非とも普段から意識してみてください。