インタビュー企画第3回健康管理士一般指導員 佐久間辰雄先生

インタビュー企画第3回目は
健康管理士一般指導員、サプリメント管理士として
各地で健康セミナーを開催されている、
佐久間辰雄先生にご登場頂きました。

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健康管理士一般指導員 サプリメント管理士 佐久間辰雄

(1940年1月生) 東京都台東区浅草出身

現在栃木県宇都宮市に在住。1968年に28歳で宇都宮郊外に建材会社設立、
年商55億円、5工場、7営業所に拡大するも、2002年に廃業。
1985年より20余年間に予防医学の研究の為、東南アジア、台湾、韓国、中国、米国等に渡り広く知識を吸収、
その間 39歳で栃木県某協同組合理事長、県高P連副会長歴任。宇都宮北ロータリークラブ会員(現在退会中)。

日本成人病予防協会・健康管理士一般指導員の資格を取得・
サプリメント管理士マスターコースを修了し、予防医学・代替医療のスペシャリストを目指す。

栃木県赤十字血液センター臨時講師、宇都宮大学国際学部外部評価委員を歴任。
現在、栃木県健康管理士会会長 天然ゴム海外投資アドバイザー。
市民活動をファシリテーターとして貢献。

健康管理士一般指導員で医師とは異なる立場から健康相談。
ブログ・・・「ひげおやじのピンコロ人生」予防医学で健康アドバイス
をしています。

 

 

 

◎佐久間先生はもともと会社を経営なさっていたと伺いましたが、そのころから健康管理に興味があったのですか?

もともと私は大学の建築学科を卒業してスーパーマーケットの設計をしていたんです。
特にお客様の導線(動線)を意識した設計をしていました。ヘルスケアとはまったく関係ない仕事ですよね。
ただ親元から早く離れたかったという希望がずっとありまして・・・建築士をやめて、28歳でコンクリート業で独立したんです。
当時は不摂生もそりゃあ沢山していましたよ(笑

◎そもそも健康管理に興味を持つようになったのはいつ頃だったのですか?

コンクリート製造の視察で35歳のとき、中国に行ったんです。
そこで漢方を中心とした東洋医学に出会って非常に興味を持ちました。
中国に留学したくて学校に問い合わせたりしたんですが、
中国語が全く出来なかったので、叶いませんでしたね(笑)

◎すごい行動力ですね。東洋医学のどんなところに魅力を感じましたか?

西洋医学では臓器をそれぞれ個別の器官だと考えていて、
そこにだけ効くような薬を処方するんですが、(いわゆる対症療法)
東洋医学では臓器は身体という一つのものの一部と考えていて、
身体の一カ所だけを直すと言う考え方ではないのですね。
一カ所だけ直しても意味が無いし、そもそもなぜそこが悪くなったのかを
考えるほうが大切だと言う考え方です。
私はここに凄く共感しましたね。
それから東洋医学では針やお灸といった治療と薬の処方を合わせて治療しています。
日本では残念ながら針って、目の不自由な方の職業と誤解され、
医療行為というイメージがあまりないですよね。

◎健康セミナーはいつごろから始められたのですか?

会社のほうは前半は順調でしたが後半はバブルがはじけたこともあり
40周年を目前に閉める事にしました。
会社閉鎖の2年程前から、ネットワークビジネスで、サプリメントの販売を始めました。
中国視察以降、健康志向が強くなった事もあり、興味深く、また初めは売り上げも良かったので一生懸命やってましたね。
しかし、ネットワークビジネスってていうのは皆さんご存知の通り、最初は儲かるので
続けるんですが、段々と交友関係も狭くなりますし、長く続けられるものではありません。

しかし良い事もあって、サプリメントの販売を経験することで、
本当に良いサプリをきちんと自分の目で見分ける為に
健康管理師やサプリメント管理師の資格を積極的に取りました。
やっぱり、皆さんにお勧めできるものなのかを自分で調べたかったんですね。

それでその資格を使って最初はサプリメントユーザーから講演の依頼を頂いたりして、
そこから講演の経験を積んで行きました。
講演を続けていくうち、「今度はこういうテーマでお願いします」
と、サプリメント以外のテーマも依頼されるようになりました。
講演も勉強もより一層楽しくなりましたね。

◎需要があると感じるセミナーのトピックスを教えて下さい。

講演の内容はサプリだけにとどまらず、癌や、長生きなど、自分がお話しできる内容を増やして行きました。
需要があると感じるテーマはやはり癌ですね。今や、2人に1人は癌で亡くなる時代です。
一番人気のあるテーマは「100歳まで元気に生きるコツ」(笑)ですね。
医療との付き合いかたや食事療法など、自分もまだまだ勉強が追いつかないくらいです。

◎健康セミナーを通して、これからやりたいことをお聞かせ下さい。

今は癌の食事療法について力をいれています。
実際に食事をつくる料理教室の形をとったセミナーを通じて、
癌の食事療法のエキスパートを育てることが目的です。

また、野菜の需要と生活習慣病は反比例していて、
野菜の摂取が多ければ健康な体が維持できます。

多くのみなさんに是非参加してもらいたいと思っています。

それからコミュティーを活性化させることにも力を入れていきたいです。
健康管理や癌との付き合い方など、必要な情報はあっても、
それが地域のなかでシェアできなければ、つまり情報が届かなければ意味がありません。
ですから自治会などのコミュティーを育てることが大切なんです。
特に男性はそういう所に入っていきにくい生き物ですからね。
そういう部分でも健康セミナーを通じてサポートができれば嬉しいと思っています。

佐久間先生、ありがとうございました。

2014-09-16 | Posted in gallery, intaviwNo Comments »