ネッツトヨタ南国、横田英毅さんのセミナーのご案内【もし会社がつぶれそうになったら?】

(社)メンタルバランス研究所 ・ソニーOB会 理事の宇佐見 彰さんより
横田英毅さんのセミナーをご紹介頂きましたので掲載させて頂きます。

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(出典:amazon)
横田英毅さんプロフィールは下記よりご覧頂けます。
http://www.asa21.com/koushihaken/koushi/p_yokota_hideki.html
(リンク先:あさ出版)

————-  以下 転送・ご案内 ————

「もし、会社がつぶれそうな危機的状況に陥ったら、
(「フロー経営」などという呑気なことは言っていられないと思いますが)
経営者はどうしたらいいのでしょうか」という質問があった。

横田さんの答えは以下のようだった。

「私だったら、皆を集めて現状をよく説明して、
どうしたらいいと思う?と問いかけて、
議論をしてもらうでしょうね。
とことん話をすると、
給料半分になってもいいからみんなで頑張りましょう、
という結論に行くんじゃないかな。
私から問いかけるのではなく、
皆が自発的にそう言い始めるまでじーっと待つでしょうね。」

2010年に横田さんが、いち塾生として、
天外塾に参加された時のエピソードだ。

これだけでも、横田さんがいかにすごい経営者であり、
巷の経営学の教えを超越しておられ、
人間心理の機微に通じておられるかがよくわかる。

普通の経営では、問題を論理的に理知的に分析して、
しっかりした対策と戦略を練り、
経営者が先頭に立ってそれを実行する。

前提として、「経営者は社員より賢くなければいけない」と
思われており、危機的状況で「どうしたらいいと思う?」
などと聞く経営者は無能と思われている。

ところが、たとえまったく正しい対策が見つかったとしても、
それを経営者が指示するとうまくいかないことが多い。

この例でいえば、「給料を半分にする」というのは
正しい対策だが、それを経営者が押し付けたら
みんなは反発して「やる気」を失うだろう。

結果的に会社は危機を脱出できない可能性が高い。
自分たちで考えて「給料を半分にしてでも頑張るしかない」と
自発的に思うところに突破口があるのだ。

「どうしたらいいと思う?」と聞くような態度を、
私は「愚者の演出」と呼んでいる。

この言葉は、司馬遼太郎の『坂の上の雲』から借用した。

西郷隆盛や日露戦争の総大将、大山巌は、
戦国時代からの大将学の流れを汲んで、
愚者を装ってすべてを下にまかせてしまうという
マネジメントスタイルをとっていた。

これが「フロー経営」のこつだ。

「薩摩には戦国からの伝統として
大将になった場合の方法というものがあった。
自分がいかに賢者であっても
愚者のおおらかさを演出演技するという
一種魔術的な方法である」(『坂の上の雲』より)

経営学の教科書を読んでも、
経営セミナーに行っても「賢者の演出」しか教えてもらえない。

「愚者の演出」は、ものすごく威力のある経営手法なのだが、
頭で考えて「こうしよう」と思っても出来るものではない。

ナマの横田さんに接して、
身体感覚で把握していかれることをお薦めする。

第12期の「横田塾」が来月から始まる。

この夏、あなたの経営感覚、
人間力を磨き上げる絶好のチャンス。

みなさまのご参加をお待ちしております。

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以上

天外伺朗
(どうぞご自由に転送、引用して下さい)
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http://www.officejk.jp/

※ご興味のある方は上記連絡先からお申し込み下さい。