株式会社オフィス・オウさんの記事【週刊・中国情報:2015/03/09】

● 極楽湯、上海での2店目開店!

上海1号店「碧雲温泉館」の開業から2年の、旧正月休暇直前の2/17に2号店「金沙江温泉館」をオ ープンした。 2/11の式典では、極楽湯の新川隆丈社長・極楽湯中国の姜豊年共同代表・在上海日 本総領事館の小原雅博総領事らが挨拶。 新川社長は、上海市のほか江蘇省・浙江省にも出店を計画しており、10年後には中国全土で100店 舗、将来的には中国以外のアジアへの進出を目標にすると述べた。 新川社長は「1号店は年間50万人の来店を達成した。 2号店も年間50万人を目指す。 上海市では少なくともあと2店舗出店し、江蘇省・浙江省でも店舗を展開する。 2013年に上海市のスーパー銭湯は1800軒余り。 規模別にみると5000平方メートル以上が34軒、 2000~5000平方メートルが約310軒、2000平方メートル未満が約1450軒在り、営業収入は合 わせて約85億元に上るという。

● 中国、習近平総書記の「4つの全面」!

習近平総書記は昨年12月、「小康社会の全面的建設」・「改革の全面的深化」・「全面的な法による国 家統治」・「全面的な厳しい党内統治」からなる、「4つの全面」を初めて打ち出した。 「4つの全面」は、奥深い戦略思想を持った戦略配置にかかわる考え方である。 人民日報の記事はこの4つについてそれぞれ「初めて」の要素を明確化し、その重要性を強調、「小康 社会の全面的建設」が初めて、「中華民族の偉大な復興という中国の夢を実現する要の一歩」と位置 付けられた。 「改革の全面的深化」の総目標が初めて、「中国の特色ある社会主義制度を整備・発展 させ、国家の統治体系と統治能力の近代化を推進する」ことと確定され、全面的な法による国家統治」 が初めて、「全面的な改革深化」の「姉妹編」とされ、「鳥の両翼、車の両輪」として位置付けられた。 「全面的な厳しい党内統治」の道が初めて示され、「厳しい党内統治の系統性・予見性・創造性・実効 性の増強」が求められた。

● 北京市は非首都機能の分散を拡大!

北京市発展改革委員会、北京市経済・情報化委員会などの部門が2/11に発表した情報によると、 北京市は非首都機能の分散を拡大し、今年中に鋳造・鍛冶・小型家具などの12業界を中心分野とし、 300社の汚染企業の操業停止・撤退に取り組む予定だという。 一方、北京市は「4つの中心」を明確 化、政治・文化・国際交流・科学技術中心の都市づくりを実現する。 北京市発展改革委員会の関係者は、「具体的に見ていくと、一般的な製造業とハイエンド製造業の生 産サイクル・首都の資源環境に合致しない農業・プランテーション・養殖業など、サービス業の地域性 卸売市場・物流拠点、ローエンド生活サービス業などが含まれる。 非首都中核機能の調整と分散化は、「北京・天津・河北省の共同発展の重要なサイクルでもある」と 分析した。 北京市は非首都中核機能の分散を加速するため、今年同リストの修訂を行い、より厳しい 措置を講じる。 また企業と新規プロジェクトの中関村園区および市級開発区への集約を推進し、他都 市の園区や機構との連携を徹底し、医療・教育などの政策の一体化と協力を推進するという。

● 世界で最も幸せな国家、中国7位に!

米ブルームバーグは現地時間3/3、世界51ヵ国の「苦痛指数」を発表した。 世界で「苦痛指数」が最 も低く、人々が幸せに暮らす国家上位3ヵ国は、タイ・スイス・日本で、中国大陸部は第7位だった。 「苦痛指数」は、「インフレのレベル」と「失業率」という、人々が最も不快に感じる2大指数に基づいて 算出されるが、その国の苦痛指数が低ければ低いほど、国民はより幸せを感じることになる。 タイでは、2015年の国民一人あたり GDP 予想ランキングで、世界で最も幸せな国のトップに立った。 失業率が1%未満で、インフレも起こっていない先進諸国の中で、最も幸せな国はスイスだった。 中国大陸部は、かなり低レベルのインフレ率と失業率の見通しから、昨年から2位ランクアップし、20 15年「最も幸せな国家」第7位に入った。

米国は第8位だった。 その原因は、失業率が持続的に上昇していることにある。

2015-03-16 | Posted in blogNo Comments »