梅川会計事務所マーケティングマネージャー相馬浩基さんの記事【優先順位の優先順位】

あけましておめでとうございます。
相馬です。

いよいよ2017年が
始まりましたね。

改めて今年度も
よろしくお願いいたします。

さて、昨年の年末に
「目標を立ててはいけない理由」
というメルマガをお送りしたのですが
覚えておられますでしょうか?

「目標設定」こそ大事だという
世間の常識を真っ向から否定させて
いただきました。

正確に言うと、目標の「達成方法」を
持っていない方は、逆に自分の
モチベーションを下げるハメになるので、

あまり意味がないですよ、
という意図でお伝えさせて
いただいたものです。

では、目標を達成するためには
どんな「要素」が必要でしょうか?

これにはいろいろな視点や方法論、
そして考え方があると思いますが、

その中でもあえて私から一つ
言わせてもらえば、
それは「優先順位」です。

hyousyoudai

この「優先順位」を間違えるからこそ
目標が達成できなかったり、逆に
必要以上に解決を長引かせたり、
かえって事態を悪化させてしまうことに
つながります。

ではどのようにこの「優先順位」を
決めていけばよいのでしょうか?

例えば『7つの習慣』という
有名な自己啓発書には
このように書かれています。

優先順位を決めるには、

1、重要でかつ緊急性のあること
2、重要ではあるが緊急性のないこと
3、重要ではないが緊急性があること
4、重要でもないし緊急性もないこと

この1~4の中でも、
2の『重要で緊急性のないこと』に
取り掛かるべきだと、著者の
フランクリン・コビー博士は
その著書の中で述べています。

例えば毎日少しずつでも運動をし、
体力をつけてビジネスに備えることや

既存のお客様に対して、
ニュースレターを送ったり、
手紙で感謝の気持ちを伝えるなど、

今すぐに買ってくれそうな「見込み客」
ではなく、長いお付き合いが出来る
既存のお客様を大事にすることなど。

とはいえ、どうしても目先の
「緊急性」のある売り上げに
目が行ってしまうのも
無理はありません。

実際、この2番目の領域って
なかなかできてる人は
少ないですからね。

あ、もちろん私も含めてですが。

そうすると、この
「緊急ではないが重要なこと」が
大事だと分かったところで、

それを「優先順位」の一番に
掲げるとしましょう。

すると、どうなるか?

自分(あるいは自社)にとって
緊急ではないが重要なことを
ピックアップする必要があります。

ここに問題が生じます。

果たして、ここで経営者が考える
「緊急ではないが重要なこと」が
本当に正しいのか?

果たして、この答えを
自分で導くことが出来るのでしょうか?

また、たとえ導けたとしても
それが正しいのか、あるいは
間違っているのかを、どうやって
確かめたらよいのでしょうか?

そう、結局のところそれを
実行してみるまでは結果は
わからずじまいなのです。

つまり、目標をどのように
設定するか?ではなく、

経営者にとって何が「重要」であるかを
定義できる思考力を持つことこそ
「最優先事項」となります。

まさに自分をメタ認知(俯瞰)する
力が必要になりますね。

同じ「思考」を繰り返せば、
同じ「行動」をしてしまいますので、
同じ「結果」につながります。

結論、皆様にお勧めするのは
目標設定ではなく、そこに至る
「思考力」を強化することですね。

このお正月は久しぶりに
田舎の弘前でゆっくりと
過ごしてきました。

そこで母親に言われたのが、

「野菜をもっと食べなさい。」

「健康診断をちゃんと受けなさい。」

「ちゃんと貯金しなさい。」

って私、もう40過ぎなんですけどね。

いつまでたっても親にとっては
子供は子供でした。

変わらないものもありますね。

相馬浩基

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2017-01-10 | Posted in blogNo Comments »