業務提携契約専門の行政書士 遠藤祐二さんの【遠藤の新入社員時代02】

おはようございます。

業務提携契約専門の行政書士 遠藤です。

昨日に引き続き、遠藤が新入社員時代に
経験した、ヤ〇ザからの電話料金回収に
係わるお話です。

 

もし、その1を見落としていれば
こちらをどうぞ!
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結局、電話口であれだけ言っておいてヤ〇ザは
絶対に約束を守りません。

って言うか、かたぎとの約束を守らないのが
仕事みたいなものです^^;

なので通話停止するしかないのです。

「すいませ~ん!これから、●●組停めま~す!!!」

「了解!!!」

組事務所を通停する時はこうやって全員に大声で
宣言することになっています。

並みの相手ではないので皆で一致団結して当たらない
と負けてしまうからです。

タン。。通停システムのEnterキーを静かに押す。
停めるのは6回線。30秒程で通話停止完了。

早ければ5分もしないうちに電話がかかってくるはず。

いやがおうでも緊張感は高まる。。。

5分

10分

15分

20分

まだかかってこない。。。。。

遠藤!!!、●●組のUから電話だ!!」

「すっごい怒鳴りまくってるぞ!!」

すぐさま遠藤の電話機に接続してある録音機を始動。

同時にT係長が電話機に接続してあるイヤホンを
耳にあてる。

電話を取る。

ヤ:「てめぇ~ふざけたマネしやがってぇぇぇぇぇぇ!!!!」

「こんなことしてどんなことになるかわかってるんだろなぁ?」

「あ~?さっさとつなげろ~い!!!」

決して「殺すぞ!」「表を歩けないようにしてやるぞ!」
「海に沈めるぞ!」などと明らかに脅迫と取られるようなことは
言わないのです。

こっちが会話を録音していることなぞ百も承知。

巧妙に言葉を選んで脅しをかけてきます。

そうプロなのです^^;

遠藤:「お支払いいただければ直ちにおつなぎいたします。」

ヤ:「あ~?昨日あれだけ停めんな!!つっただろうがぁ~!!」

「人をなめんのもたいがいにしろ~い!!!」

遠藤:「確かにそのようなお言葉でしたが、私は決して
通話停止しないとお約束をした覚えはありません。」

「昨日中にお支払いいただけないときは通話のご利用が
できなくなりますと申し上げたはずです。」

ヤ: 「このボケぇ~!こっちは客だぞ!きゃくぅぅぅ!!」

「1日や2日遅れたぐらいですぐ停めるやつがあるかぁ!!?」

遠藤:「お言葉ですが、本来の支払期限はもう3週間も過ぎて
おります。それまでにきちんとお支払いいただいている
お客様も大勢いらっしゃいます。

「お支払いいただけないお客様は通話のご利用ができなく
なっております。U様だけ特別扱いする訳にはいきません。」

ヤ:「よう言った~!!よし!!これからそっち行くからゆっくり
話そうじゃねぇか!!じ~~~くりとよ~おぅ!」

遠藤とか言ったなお前。これからそっち行ってやるから!
今すぐつなげぇぇ!!!」

遠藤:「先程からお話しているとおり、お支払いいただかない限り
おつなぎすることはできません!!!!!!!!!!」

念のため桐山さんに申し上げて
おきますが遠藤はこよなく平和を愛する人間です。

他人と言い争うくらいなら妥協した方が
マシだと思うタイプです。

正義感もほとんどないし、酔っ払いにからまれた
女性を助ける勇気もないです。(^^;)

でもこの時だけはなぜか違ったのです。

ほとんど涙ちょちょぎれそうになりながらも
「頑張れじぶん~!!」と自分で自分を励まし
決して妥協しなかったのです。

ヤ:「も~う許さん!!!てめぇぇぇぇぇ●×%##△■!!」

とうとう相手もブチ切れてしまいました^^;

と、このタイミングを見計らったように隣にいたT係長が
遠藤から受話器をとって話し始めたのです。

T係長:「もしもし私は遠藤の上司のTと申します。」

「それではU様、こうしていただけないでしょうか?
U様を信頼して電話は今おつなぎします。」

「そのかわり今日の15時までにお支払いを
お願いできませんでしょうか?それを過ぎて
しまいますとまたすぐ通話ができなくなって
しまいますので。。。」

まさにぎりぎりの交渉です。

ここでT係長のうまいところは、妥協する代わりに
今日の15時までとたくみに仕切るところにあります。

15時に払いに来なければもう一度通停をかけることが
できるメリットは大きいのです。

これが相手の言葉に乗って明日まで待ちますなどと
言ってしまうとそのままずるずると1週間ぐらいは
平気で延ばされてしまうことになるのです。

ヤ:「おぅそうか!すぐに払いに行かせるからすぐ
つないでくれ!!」

とUも落ち着きを取り戻して長い電話は終わりました

遠藤:「T係長。Uは15時までに払いに来ますかね~」

T係長:「さぁ?わからんな~」

15時になりましたが、彼らはまたしても払いに
来ませんでした。

タン。。。。。

遠藤は再び通停システムのEnterキーを静かに
押したのでした。

衝撃のラストは次回!!!

 

遠藤祐二

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遠藤祐二

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2017-03-06 | Posted in blogNo Comments »