起業家支援に命を懸ける会計士の梅川さんの記事【成功する起業とは?】

お早うございます。

起業家支援に命を懸ける会計士の梅川です。

仕事がら毎年数十社の設立をお手伝いしています。

同時に創業融資のお手伝いもしますが、その起業がうまくいくかどうかははっきり
言ってよくわかりません。

それは、提供するサービスや商品が奇抜であればあるほど成功が不透明だからです。

逆に間違いなく成功するパターンはあります。

それは、もと所属していた業界事情や仕事に詳しい人が、慣れ親しんだ同じ業界で独
立するパターンです。

その中でも間違いなく成功するパターンは二つ。

一つは、個人的に築いた人脈や技術を生かして独立するパターン。

中には前職から顧客も引き継いで開業する人もいますが、売上が保証されたようなも
のですから失敗のしようがありません。

これは盤石です。

元所属した会社から「潰し」にあわない限り成功は約束されたようなものです。

もう一つのパターンは、もと所属した会社あるいは業界では問題ありと認識されてい
ながら誰もその解決に手を付けていなかったような場合。

たとえば、

業界秩序を守るため、「定価販売」を慣行としている業界で「安売り」を持ち込む。

無愛想、サービス精神ゼロの業界で特上のサービスを提供する。

販売業では問屋など仲介業者から仕入れるのが「お約束」の業界でメーカーから直に
仕入れる。

そこまで、大胆でなくとも業界独特の「問題」を解決するパターンは多くあります。

特に大企業がマーケットを押さえている業界では、大企業特有の高コスト体質から
「できないこと」が多くあります。

また、ニッチなマーケットには大企業は参入しづらいものです。

社内の「若造」が改革を提案しても採用されないのが普通です。

業界風穴型の起業は、困難も大きいですが当たる確率も高いようです。

これに対して、失敗がかなりの確率で見えてしまうタイプもあります。

その代表が「思い付き型」起業。

特にその人の歩んできた人生、業界とは全く無縁の事業を立ち上げるのは至難の業で
す。

思い立ったら即実行!は、よほど本人が天才か運に恵まれない限り、即失敗の道で
す。

また、私が良く見かける「失敗の典型」は、サラリーマン時代からいつかは美味しく
て安い飲食店を経営するのが夢だった的な「夢追い人」起業家。

虎の子の退職金を費やして廃墟と化したお店だけが残るパターンです。

大企業でも社内ベンチャー制度を設けている会社は珍しくありません。

しかし成功の確率はかなり低いのが一般的です。

意外と読めないのが、夢追い人であってもテストマーケティングを繰り返したり、関
連する人脈や技術の開発をコツコツ行うじっくりタイプの起業家。

本業が軌道に乗るまで、副業で生活費を賄いしぶとく事業を継続させる人もいます。

成功を見る前に本人の寿命が尽きてしまったという悲しい例もありましたが。

今日もお読みいただきありがとうございました。

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2016-03-07 | Posted in blogNo Comments »