起業家支援に命を懸ける会計士の梅川さんの記事 【フィンランド紀行その2】

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起業家支援に命を懸ける会計士の梅川です。

夜の8時ころ夕食を食べるために外出すると空はまだ真昼のように真っ青。

それから2時間後、ホテルに帰った時もまだ青空。

極北の街ヘルシンキの夏は白夜です。

フィンランドに人類が住み始めたのは、旧石器時代と歴史はかなり古いのですが、

国家として独立したのは1917年。

来年が独立100周年です。

約700年近いスウェーデンの支配の後、ロシアの勢力下になりますが、ロシア革命の際に独立を果たします。

第二次大戦時には、ソ連と交戦。

その結果、戦後ソ連に領土の一部を奪われるに至ります。

フィンランドといえば、ムーミンとサンタクロースのおとぎの国のようなイメージですが、実は民族独立のために奮闘してきた歴史があります。

経済的にも、国土の7割が森林、しかも4分の1が北極圏という厳しい条件から、主な産業は林業。

主力の輸出品は、森林資源に由来する紙パルプ、木材、家具などです。

そのフィンランドが今、世界で最もITに力を入れる国となっています。

そのきっかけは1991年のソ連の崩壊。

それまで貿易取引高の3割を占めるソ連が崩壊し、それに続く東欧の経済破綻の影響を受けてフィンランド経済は申告な不況に陥ります。

そのためフィンランドは国家経済再建のため、集中的なIT分野への資源投資の政策を行います。

その結果、90年代からIT関連の産業が発展し、今ではGDPの3割を占めるまでに至ります。

21世紀になり一時、携帯電話のシェア世界1となった通信機メーカーNOKIAはフィンランドの会社です。

第二のNOKIAを目指して新規で起業するベンチャー企業の数は、優に日本のそれを上回り、起業支援は国家を挙げてのプロジェクトになっています。

歴史上永らくスウェーデン、ロシアという大国に挟まれて苦労したフィン人の国家が目指す国是は、「自立」。

森林しか資源がないフィンランドは、世界1教育に力を入れている国です。

教育費はもちろん、保育園から大学まですべて無料。

小学生でも授業でプログラミングを習得しています。

国の自立には経済の自立が不可欠。

人口500万人の小国が経済の自立を確立するにはグローバルに競争力をもつ付加価値の高い産業が必要です。

今の時点ではそれは、IT産業なのでしょう。

しかし、起業の促進や教育に熱心なフィンランドはIT化の次に来る世界も見据えているようです。

少子高齢化が例外なく進み、人件費の高い先進国は労働集約的な産業では生き残れません。

「自立」を死守するための確固たる強い国家の意志を感じました。

今日もお読みいただきありがとうございました。

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2016-07-14 | Posted in blogNo Comments »