インタビュー企画第7回 株式会社マーケティングハイ 代表 平林 周さん前編
インタビュー企画第7回
株式会社マーケティングハイ 代表取締役 (コンサルタントプロデューサー)
平林 周さん インタビュー 前編を掲載させて頂きます。
平林 周 Shu Hirabayashi / 株式会社マーケティングハイ 代表取締役 (コンサルタントプロデューサー)
2013年11月に株式会社Marketing Highを設立。理念に『小さな企業にハイポジション』を掲げ、現在はスタッフ1名とともに奮闘中。コンサルタントの顧客獲得支援を通じて『10年で100億円の問題解決』をミッションとする。
☆平林 周さんへのインタビュー 前編(聞き手:桐山一人)
Q 子供の頃はどんなお子さんでしたか?
A そうですね、自分の世界を創るのが好きでお山の大将的な存在でしたね。クラスの人気者という感じではないですが、一部の友達と深く付き合うタイプだったと思います。
勉強はそれほどできませんでしたが、議論は誰よりも強く妙に自信があったことを覚えています。「議論で勝てるし、勉強なんてできなくてもいい」と自分に言い訳してました(笑)
Q 少年時代の思い出は何かありますか?
A 中学3年の時の修学旅行の際に、私服から学生服に着替えが必要な場面で、先生が「女子はあそこの館で着替えて来てください。え~と、男子はその辺で着替えとけ」という発言をされたことがありまして、その際に自分自身の中で、不公平感というか、
女子と男子の差別のようなものを感じて、修学旅行が終わってから、その発言を校内で問題にして、その先生を問い詰めたことを覚えています。
その時は、学校で多くの男子生徒に「ヒーロー」のような扱いを受けましたね。(笑)
昔から正義感が強かったように思います。
そのあたりは母から大きく影響を受けていると思います。母は政治家になりたかったような社会意識の高い女性で、子供の僕に対しても時事問題や社会問題から政治や経済まで色々な議論を交わしていました。
今の僕の仕事へのモチベーションは、業界の矛盾に対する怒りや、良いコンテンツを持っていて売れるべき人が売れていないことに対する憤りなど、正義感から来るものが多いのですが、それは母から受け継いだ思想なんだと思っています。
Q 大学時代は、どのような活動をされていましたか?
A 大学生の時は学生団体を運営していました。経営者に経営哲学をインタビューして、それをネットラジオで配信するサークルの代表をしていました。
インタビュー先の経営者と出会うために、経営者の集まりによく参加していました。経営者を探して直接インタビューを依頼し、もう一方では、一緒にインタビューに行く学生仲間を勧誘していて、今振り返ればビジネスマンのような活動をしていたように思います。
たくさんの経営者からインタビューを通じて、様々なことを学習させていただきました。すべての経営者が「人が大事だ」という旨のメッセージをくれたことが印象的でした。
実際の経営者の方々の哲学が真っ白な学生である自分に刻まれたことは、本当にいい経験ができたと思っています。
Q 大学を卒業されてから、普通に就職されたのですか?
A はい。大手のソフトウエアのベンダーで1年半の間システムエンジニアとして勤務していました。
多くの経営者から「起業するなら営業を経験しておけ」と言われていたこともあって、営業志望で入社したのですが、開発に配属されてしまいました。
正直、仕事には全くやる気でませんでしたね。
転職したいとは思わず、なんとか独立できないかといつも考えていました。しかし、当時の自分は何のスキルもなく、どうやったらビジネスを始められるのかが全くわかりませんでした。
サラリーマン時代は、ずっとモヤモヤしていましたね。
Q そこから独立して起業したきっかけは何だったのですか?
A きっかけのきっかけですが、3.11の東日本大震災です。
ニュースなどで東北の各地域での悲惨な現状を知り、そのタイミングに僕と同年代のたくさんの若者たちがボランティアに立ち上がっていました。その姿を見て「自分も何かやろう」と決心しました。
でも、自分が現地に行ったところで何を手伝えるわけでもなさそうでしたし、寄付をしたところで大した貢献にならないと思っていました。「まずは自分の身近なところからでも何か始められないか」自問するようになりました。
そこで思いついたのが「パソコンを教えるボランティア」です。
僕は元々パソコンが苦手だったこともあり、社内ではダメダメのエンジニアでした。とは言え、一応エンジニアをやっていたので、一歩外にでるとかなり詳しい部類に入ると思います。
上を見ればキリが無いけど、下を見てもキリがない。
いつか一流になったら始めようと思っていてはいつまで経っても動けないので、覚悟を決めてボランディアを始めました。
はじめは「自分より詳しい人から問い合わせが来たらどうしようか?」とビクビクしていました(笑)
しかし、始めてみると僕が思っていたような難しい質問はなく、もっともっと初心的なことでつまずいている現状を知りました。
この経験が今の僕のビジネス観の土台を作りました。
「まずやってみる」ができないと、モノゴトは前に進まないと思っています。
ボランティアを続ける中で、僕に起業のキッカケを与えてくれる人物と出会いました。
それが、ノマド・グローバルの桐山さんです。
桐山さんは僕のことをとても可愛がって下さり、よく飲みに連れて行って頂きましたし、経営者の飲み会などにも招いて頂きました。
当時の僕はビジネスプランもほとんどなく、起業して食べていけるか不安でいっぱいでしたが、桐山さんと話す中で覚悟を決めることができました。
あの時、会社を辞めて起業する決断ができなければ、今頃どうなっていたことか。きっとまだモヤモヤしながらサラリーマンをしていたかもしれません。
桐山さんに後押しいただいたことはとても感謝しています。
余談ですが、桐山さんは僕の結婚式にもご参列いただき、乾杯の挨拶をお願いしました。
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次回、現在のコンサルティングのお仕事の内容について や、
そこに行き着くまでのストーリーを詳しく語って頂きます。
次回をどうぞお楽しみに・・・。