起業家支援に命を懸ける会計士の梅川さんの記事【今年はどんな年】

<今年はどんな年>


おはようございます。

起業家支援に命を懸ける会計士の梅川です。


今年もいよいよスタートです。

テレビでは年末に必ず定番で「今年一年を振り返って」を特集します。

私もそれにならって昨年を振り返り、今年の展望を書きたいと思います。

私は、昨年の最大のポイントは「消費税の増税」にあったと思います。

昨年のメルマガでも書きましたが、消費税の増税は国民経済にとって最悪です。

なぜならば、日本は「内需国家」だからです。

日本はかつてのような輸出主導国家ではありません。

GDPの大部分は国内需要によって賄われています。

安倍総理がいくら「三本の矢」で円安誘導しても国内産業は儲かりません。

儲かるのはトヨタを代表とする自動車業界など一部のグローバル企業だけです。

円安で輸入物価が上昇したつけは多くの中小企業を苦しめています

それに拍車をかけたのが消費税の8%への増税です。

消費者にとっては、消費税の3%増加は単純に物価の3%アップにほかなりません。

一方賃金は簡単には増えないわけですから、財布のひもを緩めるわけがありません。

安倍政権は、消費税の増税後の経済成長の落ち込みはすでに織り込み済み。

秋口から景気は回復すると言っていました。

しかし、残念ながらそれは実現していません。

新聞では、上場会社の経常利益の総額が過去最高と報じています。

また、上場会社の内部留保金も増加額、総額ともに過去最高です。

が、国内設備投資は低調。

安倍総理は、かつての高度成長時代の再来を夢見ているのかもしれません。

そうだとしたらとんでもないドンキホーテということです。

成熟社会に達した日本には、もはや「高度成長」はあり得ません。

低成長ながら持続的に成長を維持することがよほど現実的で重要です。

そのためにも、「国民によりたくさんお金を使ってもらう」ことが大切です。

消費税の増税は、まさに本来あるべき政策と真逆と言わざるを得ません。

たしかに財政の健全化は重要です。

であれば、今年度の予算の概算要求額が、初の100兆円超えというのはあり得ないこ
とです。

また、経済活性化のために3.5兆円を投じると発表されましたが、また無駄遣いかと
いうのが私の感想です。

特に、地方活性化のために6千万円使うとのことですが、かつての竹下政権の「バラ
マキ」を思い出させます。

消費税の増税は、1%につきたかだか2兆円の増収でしかありません。

中小企業にはほとんど関係のない法人税の減税よりは、やはり消費税の「減税」で
しょう。

ところで、今年は、経済的には昨年よりは良い年になるでしょう。

株価も地価も上がるでしょう。

その原因の一番はアメリカの好景気です。

アメリカは今、シエール革命で好景気に沸いています。

日本の景気はアメリカの景気に一番影響を受けます。

したがって来年はまだそのおこぼれにあずかることが可能と思われます。

しかしそれも今年限り。

アメリカの景気も遠からず調整に入ると予想されます。

金利も上昇するでしょう。

それまでに、われわれも一円でも多く内部留保を蓄えましょう。

今日も読んでいただきありがとうございました。

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2015-01-15 | Posted in blogNo Comments »