ワインライフプロデューサーミホヒラノさんの記事【移民問題とワインの深い関係?】

ヨーロッパが揺れています。
流入してくる大量の移民をどこまで受け入れるのか
舵取りが大変難しい問題です。

多民族国家という響きは「寛容な社会」を連想させ
素敵な印象があります。
ところが、ある数に達すると、
永年培ってきた地域の文化にも影響を及ぼしてしまいます。

私はモロッコに少しだけ住んでいたこともあるため、
温厚で平和な人たちというのがイスラム教徒への印象で
イスラム文化も大好きです。

気になるのはあの方々はワインを飲まないんですよね。
というか戒律で飲めないのです。
元々は「酩酊しない程度に」という教えが
いつのまにか厳しくなってしまったからです。

実は、ビジネスとしてワインを
生産しているイスラム教国はたくさんあります。
特にフランスが旧宗主国だった国々です。
といっても、欧州で飲める人口比率が変わるのは必至。

長い目で見ると、ワイン文化の勢力図や食文化にとって、
歴史の転換点になるとも限らない衝撃があると感じるのは、
言い過ぎでしょうか。

日本をはじめアジアにまで、
世界中に広まっているワインづくり。
本拠地西欧はワイン史に残るピンチを迎えるかもしれません。
ピンチはチャンスともいうので、
品質向上や大発展を遂げる可能性も期待しています。

さて、2015年の話に戻しましょう。
現在はEU商圏を狙って、
中欧・南欧の国々でワイン産業が盛んです。
ギリシャ・ブルガリア・モルドバ・
スロベニア・ルーマニア・ボスニア・マケドニア他
たくさんの国でワインの輸出をしています。

ポイントは↓
伝統的にワインを飲み続けていた国もあれば、
ワインの新興国もあるということ。

その見分け方は歴史を知らなくても分かるんです^^Y
知りたい方は10/20にお話しますのでご安心ください。
この地域のワインを楽しく飲み比べましょう。
10月のワインライフセミナーは「新しいEU」のワインです。
(一部EU非加盟国もありますが、中欧・南欧ということです)

ご参加お待ちしています。
予告動画とセミナー詳細はHPへ。
⇒ http://www.winelife.biz/seminar.html

火曜日に開催した日本ワインセミナーの様子は
ブログで順次投稿しています。
日本ワインの動画を一気観したい方はyoutubeをどうぞ。
⇒ https://www.youtube.com/user/winelifetokyo

首都圏は雨が降っています。
出勤時、お気をつけ下さい。
よい一日をすごされますように。

感謝をこめて

ミホ ヒラノ

※後記
 前回の牡蠣の話は大変反響がありました。
興味をもっていただきありがとうございます。
今夜は横浜で「焼鳥とワイン」のマリアージュのイベントです。
牡蠣とは違ったアプローチをお伝えしてきます。
 この時期の大雨、とても心配です。
栽培者の方の努力が実り少しでもいい収穫ができますよう
お祈りしております。

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「男と女のワイン学」
(ニュースサイト「JBPress」)
   http://jbpress.ismedia.jp/category/wine
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ワインライフ
ミホヒラノ

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2015-09-21 | Posted in blogNo Comments »