業務提携契約専門の行政書士 遠藤祐二さんの記事「 地雷を回避せよ!」
おはようございます。
業務提携契約専門の行政書士 遠藤です。
すっかり秋ですね。
毎年涼しくなってくると思い出します。
5年前の今頃は遠藤は行政書士の試験勉強の真っ最中でした。
試験日は確か11月6日。
残り2カ月を切ったのにも拘らず予備校の模擬試験では1回も合格点を
クリアすることができていませんでした。
会社もやめ失業保険で食いつなぎながら試験勉強してましたから、かなりの
プレッシャーの毎日でした。
何せ1年に1回しかチャンスはなく合格率はその当時6~8%程度でしたので。
こんな時に心の拠り所になるのが予備校の講師です。
授業中だけでなく、終わった後も本当に親身に相談に乗ってくれた先生がいました。
仮にK先生とします。
K:「いいですか、遠藤さん。試験問題の中に絶対に解くことができない言わば地雷のような問題が必ず混じっています。」
「それに当たったら絶対に飛ばして次に行かなくてはなりません。」
「全部解こう!なんて思っているとその地雷にはまって時間を大幅にロスしますよ。」
「更にはそのショックで点数を稼げるサービス問題まで解けなくなってしまうのです。」
「恐らくその地雷は最初の方に仕組まれている可能性が高いので真ん中ぐらいから取り掛かった方が良いかもしれませんね。」
予備校に通う良い所はこんなところかと思います。
単なる知識だけでなく、試験に受かるためのテクニックもたくさん教わりました。
このように、
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全てのポイントで勝とうとしてはいけない!
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のは業務提携契約の交渉でも全く同じです。
しょーもない小さいところは早めの判断で捨てる決断が必要です。
なお、弁護士等の法律家のアドバイスにも惑わされることがあるので注意が必要で
す。
法律の専門家は、リスクの小さい大きいの判断はしません!
もっと言うと、どんな1%しか起きる可能性がないようなリスクについてもそれが起
きると
どんな損害が生じるかを詳細にアドバイスしてきます。
人の恐怖を煽るのに十分ですね(苦笑)
なので、
「うーん一つでも多く有利な条件を勝ち取れるよう
頑張って交渉しないとなー」
などと惑わされてします。
そしてどうでも良いポイントにまでついてついつい時間とエネルギーをかけてしまう
ことがよくあります。
それでは本当に貴方が欲しい結果を得ることができません。
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全てのポイントで勝とうとしてはいけない!
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のです。
よって貴方も契約交渉に臨む前にぜひ
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◆STEP1
全てのポイントを一覧表にして眺めてみる。
◆STEP2
その中で捨てるものと必ず勝ち取るものにわけてみる。
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という作業をやってみることをぜひお勧めします。
そもそも100対0で勝てるような契約交渉なんてあり得ないです。
51対49ぐらいで少しだけ桐山さんに有利な契約になるぐらいで丁度良いぐらいに
思っていて良いと思いますよ。
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マスター行政書士事務所
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遠藤祐二