ベトナム在住キャリアアドバイザー成田 樹紀さんの記事【人生で本当に求めていることはなんだろう。~リアルな人生設計を見据えた海外就職 Vol.2~】

人生で求めている3要素

自分の人生を、素直に振り返ってみましょう。
人生で求めていることを荒っぽくまとめあげれば

「もっと金がほしい」
「もてたい」
「人から尊敬されたい」

みたいな事が多いのではないでしょうか。 逆にそれが無いと、

  • ダメな奴と思われるんじゃないか?
  • 老後までやっていけるんだろうか?
  • 親から失望されるんじゃないか?

・・・など、不安になってきます。

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犠牲も多いですが、それらを人並み以上に得られそうな会社に属すことが、これまで日本においては、模範解答でありました。
いい会社に属していれば、金もそれなりに保証されるし、社会的ステータスがあれば、得することも多いでしょう。

しかし、そんな生き方に疑問を感じている人もいるはずです。

本来の目的は「もっと金がほしい」「もてたい」「人から尊敬されたい」じゃなかったのかよ?
俺がやってるのは、手段の目的化、つまりは「良い会社の構成員になる」こと自体を目的とした人生になっちゃってんじゃないの?

・・・ふと自分を振り返ったときに、そんな風に思ってしまう。 そんな人が昨今増えてきている、と私は感じています。

腐った脳みそをシャッフルする

私は恥ずかしいですが、大学を卒業して、就職して、人生の目標にしていたことは、会社の近くにあるオーバカナール(http://www.auxbacchanales.com/)という、洒落たカフェ・レストランで、昼間からシャンパン飲む事でした。

会社は内勤でしたので、ほとんどオフィスから外に出る機会が無かったのですが、たまに午後2時ぐらいに、所要で外出し、オーバカナールの前を通ると、チャラチャラしたちょいワルオヤジみたいな人が、綺麗なお姉さんとシャンパン飲んでチーズを食べています。

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素直に憧れたものでした。
俺は綺麗なオフィスで意識高く働いているが、毎日自分の汗と満員電車で擦り合わせられるオヤジどもの汗が交じり合ったスーツとネクタイで通勤して、同年代よりも数万円高い給料をもらえているだけに慢心しているダサい男だ。と感じ入りました。

そんな話を、とある人に言ったらこう言われました。

「お前、そんな下らない夢を持っているなら、明日は会社サボって、大学の後輩の女の子に綺麗な格好でもしてもらって、オーバカナールでシャンパン飲んでこい。2万円もあれば十分だろ」

2万円を昼間に使っちまうのは、ちょっと勇気がいりました。
しかし、自分の腐った脳みそをシャッフルするには、安い投資となりました。

本当の夢をみつけるために

自分のつまらないエピソードをここでさらしたのは以下の事が言いたかったからです。

・具体的に今やりたい事など、今やれる事が多い。 そんな事はさっさとやってしまうに限る。

・金が欲しい、ではなくて、金を得たら何がやりたいか?が大事。所詮は、昼間にシャンパン飲むぐらいの為に金が欲しい程度の低い志に縛られてしまっているのではないか?

・つまらない夢が一掃されてしまうと、本当に自分がやってみたい事、自分が目指したい生き方が見えてくる。

まだまだこのテーマは続きます。引き続きお付き合いください。

2015-12-14 | Posted in blogNo Comments »