中国・アジア進出のゲートウェイ企業ホープウィル・グループさんの記事「今、香港で起きていること」

香港起きていること」


香港何が起きているの?」
「危なくないの?」
という質問が多く寄せられますの
回は弊社香港オフィスからのレポートをお届けします。


香港は報道の通り、歴史的なデモが行われています。
学生から始まったこのデモは10万人を超える規模に膨れ上がり、
香港島の金鐘(アドミラルティ)、銅鑼灣(コーズウェイベイ)、
九龍側の旺角(モンコック)の3箇所市民による座り込みが継続されています。
このエリアは一部道路が封鎖されていますの
バス、タクシー、トラムなどの交通機関は一部麻痺していますが、
MTR(地下鉄)は通常通り運行していますの移動困ることは特にありません。
危険性についても、一時はデモの鎮圧のため、
警察が催涙弾を発射するなど力抑え込もうとし怪我人もましたが、
市民はやり返すことなく、あくま平和的に主張を続けています。
市民がやっていることは、路上に座り込んだり、歌を歌ったり、演説をしたりするだ

警察と対峙する際も手をあげて警察に対し危害を加えないことをアピールしていま
す。

弊社の香港人女性社員も休日はデモに参加しており
少し恐いけど学生時代の仲間と香港の未来について語り合っている」とのこと。
ただ両親からは中国に対し状況を悪化させると、反対をされているそうす。

市民は、警察が駆使する催涙スプレーから身をまもるために、
傘をかかげたり、ゴーグルをしたり、マスクをしたり、
サランラップを顔にまいたりしており、みんなが傘をかかげることから、
「雨傘革命」(アンブレラ・レボリューション)と呼ばれるようになりました。

このデモは何を主張しているかというと、
多くの方がご承知のとおり「真の普通選挙」す。
「真の」とはどういうことかというと、遡ること2007年、
香港のリーダーある行政長官は「普通選挙」によって選出されること、
2017年から「普通選挙」を実施することが決定されました。
香港の民主を望んきた市民はこの決定を喜んだわけすが、
つい最近、「立候補者は中国政府が指定した愛国者あること」が
条件として入れられたことが、香港の状況へとつながってゆきます。
とても曖昧な条件すが、要するに、市民に投票権を与えるが、
自由な立候補の権利は与えられないということす。
これは市民が本当に「選択」をしていることにはなりませんの
「真の」普通選挙とはおせじにも言うことはきません。

一国二制度の中、国際的な都市をつくりあげた香港は、民主的な発展を望んいま
す。
特に、の学生たちというのは、中国的教育をあまり受けずに育ってきた世代
り、
「中国人」はなく「香港人」というアイデンティティを強くもっています。
デモの様子を見ても「香港人」のアイデンティティというのを感じることがきま
す。
記憶に新しい中国の反日デモの光景は、市民が暴動を起こし、
ものを壊し、盗み、人を傷つけ、散々たるものした。
それに対し、デモの内容が違うにせよ、香港人はやられてもやり返さず、
ものは壊さず、助け合い、座り込みをし仲間と香港の将来を真剣に議論し合う、
そして道路をしっかり掃除をします。

このデモによる香港の経済的損害は大きく、
レストラン、小売、ホテル、交通機関などデモのおこなわれている地域の損害は、
1日当たり5,000万ドル(約7億円)とも報道されています。
えらい迷惑だとこのデモに反対している人もいます。
香港は中国の一部あり、中国に活かされていることは誰もが知っている事実
り、
これからも不変あり、対立するようなことがあってはいけません。
しかし、香港香港あるために声をあげ、勇気ある行動をする若者の正義も重要
す。

回の行動が、中国、香港の共同発展の一歩になることを願ってやみません。
民衆と香港政府の対話の機会が調整中すのしばらくこの状況は続くかもしれ
ません。
引き続き、現地の状況をよく確認し、情報発信もさせていただきます。


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2014-10-14 | Posted in blogNo Comments »